【試合結果】フアン・アーチュレッタ vs 朝倉海 2023大晦日RIZIN.45

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本記事では、2023年12月31日におこなわれたにゃんこ大戦争 presents RIZIN.45 のセミメインイベント、バンタム級タイトルマッチ、フアン・アーチュレッタ VS 朝倉海の両選手のプロフィール・ファイトスタイル、見どころ、試合結果を解説していきます。

両者データ比較

フアン・アーチュレッタ
(Juan Archuleta)
名前朝倉 海(あさくら かい)
1987年9月13日生年月日1993年10月31日
アメリカ合衆国国籍日本
カリフォルニア州スルタナ出身地愛知県豊橋市
173cm身長172cm
175cmリーチ176cm
鋼のグラディエーター異名革命のアウトサイダー
オーソドックスタイプオーソドックス
ボクシング・ブラジリアン柔術・レスリングスタイル相撲・空手・禅道会・ブラジリアン柔術
ザ・トレイニング・ラボ
コブラカイ・ヴィクタービル
チームJAPAN TOP TEAM

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アーチュレッタのファイトスタイル

アーチュレッタは右オーソドックススタイルである。足を大きく開いたオープンスタンスから体重の乗った強力な打撃を次々と繰り出すアグレッシブファイターだ。また、荒さ、派手さの中にも慎重な面もみられるプレイヤーであり、無理せず冷静にポイントで勝利するといったペース配分のコントロールも良い。やはりBellator元バンタム級チャンピオンということもあり、只者では無い実力者である。

アーチュレッタの詳細な記事はコチラ↓

アーチュレッタ選手の戦績と強さ分析

朝倉海のファイトスタイル

朝倉海は、右オーソドックススタイルだ。平均的な開きのレギュラースタンスからバランスの良い上下の打ち分けなど、打撃に特化しているパワー型の選手である。

パンチ攻撃に関して、ジャブ・ストレートとどちらも強力な攻撃を可能とする。特に右ストレートはスピード威力ともに◎。何度もKOを量産してきた素晴らしい打撃である。また、カウンターを打つのも上手い。相手の入り際や打ち終わりを狙ったカウンターは、当て勘、タイミング、共に良く、海の打撃の威力をさらに引きだたせる非常に有効的なテクニックである。

キック攻撃に関して、兄貴同様、左のキックが非常に強力であり、スピードも速い。ロー、ミドル、ハイキックなど上・中・下の打ち分けが良く、スピードや威力ともに完璧な強さを持っている。また、右の膝蹴りも非常に高い攻撃力を発揮する。近年、それによるKOも増えてきており、海の得意としている攻撃の一つと言えるだろう。

朝倉海の詳細な記事はコチラ↓

朝倉海選手の戦績と強さ分析

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見どころ

これまでの大晦日でのRIZINマッチ、朝倉海は3連敗中である。大晦日の試合は苦い思い出ばかりだ。今回もこれまでと同様に相手は強者である。大晦日は負ける日、それでいいのか朝倉海。革命のアウトサイダーは、今年こそ笑って年越しできるのか。非常に注目の1戦である。

タイトルマッチは思いがけない形で始まってしまった。アーチュレッタがまさかの計量オーバー。それも2.8kgも。抹消されるかと思われた試合だったが、海は試合を実行することを選択し、条件付きのイレギュラーなルールで試合が行われることとなった。

フアン・アーチュレッタは、RIZINバンタム級王座を剥奪。アーチュレッタが勝てば無効試合、朝倉海が勝てばバンタム級チャンピオンを手にするタイトルマッチ特別ルールとなった。

日本の総合格闘技ファンの間では、あまりの体重差に心配の声を上げる人も多いだろう。そんな不安をぜひとも、結果で払拭してほしい。朝倉海さん、今年こそは笑って年を越しませんか。

試合結果

試合開始前、アーチュレッタへ計量失敗の件でレッドカードが与えられた。採点で大幅な減点となることから、KOまたはSUBで朝倉海から勝利しないと必然的に負けるルールとなっている。そのため、アーチュレッタが積極的に倒しにいかなければならない状態で試合が始まることとなった。

1ラウンド

ファーストコンタクトは、両者遠い位置からの距離間で試合が始まった。

残り時間 4分2秒

開始早々、アーチュレッタが積極的にでてきた。パンチを振りながら前にでてきて、タックルに入った。それに対し、朝倉海はタックルの腕をほどきテイクダウンを阻止した。

残り時間 3分52秒

テイクダウンを阻止したが、まだ攻撃を止めないアーチュレッタ。朝倉海の下がり際に右ストレートをテンプルへ命中させた。朝倉海は尻もちをつきダウンしたが、すぐさま立ち上がった。

しかし、立ち上がり直後に、さらに追い討ちをかけるようにアーチュレッタは首を狙い引き込んだ。海は下半身を外しギロチンチョークを瞬時に回避した。素晴らしい判断である。

残り時間 1分57秒

ノースサウスポジションから立ち上がった両者。立ち上がり直後、アーチュレッタの踏み込んだ攻撃に合わせて、海の右フックカウンターがヒットする。

残り時間 1分37秒

再びアーチュレッタは攻撃しながらタックルに入ってきたが、海は冷静に対応し、テイクダウンを防いだ。

残り時間 32秒

両者ともにパンチが顔面を捕える。激しい打ち合いであるが、完全なクリーンヒットはなかったようだ。

2ラウンド

開始早々、アーチュレッタが攻撃しながら突っ込んでくる。

残り時間 4分15秒

アーチュレッタの飛び込んだ左ジャブが海の顔面を捕える。

残り時間 3分26秒

アーチュレッタの右ストレートがヒットする。アーチュレッタのコンビネーション攻撃が素晴らしい。伸びのある攻撃を2、3発と連続的に打ってくるため、大きくバックステップで外さないとディフェンスが難しい状況である。

残り時間 2分30秒

またもアーチュレッタの左ジャブがヒットする。カウンター気味の素晴らしいタイミングの攻撃だ。

残り時間 1分57秒

海のハイキック、その後の飛び込んだ左ジャブと立て続けにスピードのある攻撃を打っていく。しかし、当たりは浅かった。

残り時間 1分45秒

アーチュレッタの身体を伸ばした右ストレートに合わせて、海の右の膝蹴りがクリーンヒット。タイミング、威力ともに完璧な攻撃だ。思わず身体をうずめて倒れ込んだアーチュレッタ。そこにさらに海のグラウンドパンチが降り注ぎ、レフェリーが試合を止めた。

結果

2ラウンド 3分20秒 、レフェリーストップ:グラウンドパンチにより朝倉海のKO勝利となった。

2.8kgもの体重オーバーがあり、普通なら試合しない方が賢明な状況だったにも関わらず、文句なしの素晴らしい勝利である。

この勝利により、朝倉海はRIZINバンタム級6代目チャンピオンとなった。3代目以来のチャンピオンベルト獲得である。また、大晦日の連敗記録に終止符をうった。努力が報われた本当に素晴らしい勝利となった。

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