本記事では、ボクシングの戦い方、ファイトスタイルについて解説していきます。
ファイトスタイルの種類
ボクサーのファイトスタイルには主に以下のような種類があります。
①ファイタータイプ
②ボクサータイプ
③ボクサーファイタータイプ
次項から1つずつ解説していきます。
ファイタータイプ
ファイタータイプとは、インファイトスタイルの選手のことを指します。
インファイトボクサーとは、接近戦を得意とする選手のことです。
両手でガードを固めながら相手に近寄っていき常に近い距離の状態で、パンチを打つ戦い方です。
ファイタータイプの選手の特徴
- パワーが強い
- パンチの手数が多い
- 打たれ強くフィジカル・スタミナがある
- 比較的身長が低くリーチも短い
- アッパーやフック系のパンチを得意
以上のようなプレースタイルの特徴があります。また、間合いを詰めていくことで距離が常に近いため相手からのパンチも多く受けてしまうことから、オフェンス重視型の戦い方と言えます。
有名なファイタータイプの選手
- シャフカッツ・ラヒモフ選手
- エマヌエル・ナバレッテ選手
- ムロジョン・アフマダリエフ選手
- ルイス・ネリ選手
- ローマン・ゴンサレス選手
ボクサータイプ
ボクサータイプとは、アウトボクシングをする選手のことを指します。
アウトボクシングとは、距離を保ちながら戦うスタイルのことをいいます。
遠い距離からジャブで間合いを取りながら、瞬時に大きい踏み込みから攻撃し、またすぐに離れるという戦い方を展開します。
ボクサータイプの選手の特徴
- スピードが早くフットワークが軽い
- ジャブの手数が多い
- 後ろ手のパンチは手数が少ない
- スウェーやダッキングが得意
- 比較的身長が高く、リーチが長い
- ストレート系のパンチを得意とする
以上のようなプレースタイルの特徴があります。上記の通り、フットワークや軽いステップで、相手のパンチをいかにもらわずに試合を展開していくかということが重要なため、ディフェンス重視型の戦い方と言えます。
有名なボクサータイプの選手
- オレクサンドル・ウシク選手
- タイソン・フューリー選手
- ローレンス・オコリー選手
- ドミトリー・ビボル選手
- アルトゥール・ベテルビエフ選手
- テレンス・クロフォード選手
- エロール・スペンス・ジュニア選手
- レイ・バルガス選手
- 那須川天心選手
ボクサーファイタータイプ
これまでの内容から、既にお気づきかもしれませんが、ボクサーファイタータイプとは、インファイトとアウトボクシングのどちらも行う選手のことを指します。
ボクサーファイタータイプの特徴
- 中間距離が得意
- 戦術的なボクシングをする
インファイト、アウトボクシングのどちらも取り入れますので、あまり挙げられませんでしたが以上のようなプレースタイルの特徴があります。
有名なボクサーファイタータイプの選手
- 井上尚弥選手
- 寺地拳四郎選手
- サウル・アルバレス選手
- ゲンナディー・ゴロフキン選手
- ジャーメル・チャーロ選手
- ジャーボンテ・デービス選手
- ジョシュ・テイラー選手
- ワシル・ロマチェンコ選手
以上のような選手がいますが、対戦相手や状況によって、その戦型を変えられる選手ですので、試合によっては、一方のタイプのみで戦うこともあるかもしれません。
本記事は以上になります。
皆さんもボクシングの試合を見た時に、この選手はどのタイプのボクシングをするのか注目しながら観戦してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。