本記事では、2023年12月31日におこなわれたにゃんこ大戦争 presents RIZIN.45 の一戦、フェザー級ワンマッチ、平本蓮 vs YA-MANの両選手のプロフィール・ファイトスタイル、見どころ、試合結果を解説していきます。
両者データ比較
#RIZIN45 大晦日をより楽しむための#RIZINチャーリーガイド📝#平本蓮🆚#YAMAN
— RIZIN FF OFFICIAL (@rizin_PR) December 22, 2023
キックボクシングから総合格闘技に転向したもの同士の一戦。華のある両者による注目の一戦だ。キックボクシングルールでも楽しみな対決だが、今回は総合ルール、寝技での攻防が鍵になってくる。… pic.twitter.com/pcKa9LMIKu
平本 蓮 | リングネーム | YA-MAN |
平本 蓮(ひらもと れん) | 名前 | 杉山 怜(すぎやま れん) |
1998年6月27日 | 生年月日 | 1996年5月31日 |
日本 | 国籍 | 日本 |
東京都足立区 | 出身地 | 埼玉県富士見市 |
173cm | 身長 | 173cm |
179cm | リーチ | 171cm |
美しきドブネズミ | 異名 | キングオブストリートファイト |
オーソドックス | タイプ | サウスポー・オーソドックス |
キックボクシング・ボクシング・空手 | スタイル | キックボクシング |
剛毅會 | チーム | TARGET SHIBUYA |
平本蓮のファイトスタイル
平本はサウスポースタイルだ。長年キックボクシングのエリートとして、渡り歩いてきた打撃専門のMMAファイターである。MMA戦績は、いまだ6戦経験が浅く、まだまだ絞め技やグラップリングには伸び代を感じる。
平本蓮の詳細な記事はコチラ↓
YA-MANのファイトスタイル
YA-MANはMMAでの試合経験が非常に少ないため、ここではキックボクサーとしてのファイトスタイルを紹介する。
YA-MANは右オーソドックススタイルである。怖いもの知らずのアグレッシブさが持ち味のパワー型ファイターだ。距離を詰めて、フック、ボディ攻撃を強振する。特に右フックが強力だ。1つ当たれば、その後に何度も同じコンビネーションを打ちまくる。テクニカルな攻撃はない、根性の打ち合いをするようなスタイルである。
YA-MANの詳細な記事はコチラ↓
見どころ
2023年11月19日、物語はここから始まった。キックボクシングルールによる朝倉未来との試合。ファンの予想をひっくり返したYA-MANの圧倒的な勝利。路上の伝説が両膝をつき、まさかのKO負け。その試合を観戦していた平本は、憧れの選手である朝倉未来を倒され、非常に悔しがっていた。
平本の目標は、朝倉未来をぶっ飛ばすこと。その目標達成に向けて、まずは朝倉未来をぶっ飛ばしたYA-MANをぶっ飛ばすことに決めた。これで勝つことができれば、いよいよ憧れの朝倉未来との試合が現実となってくる。気合いの入りがこれまでとは比べ物にならないほどガチだ。
対するYA-MANも、気合い十分。平本の煽りから怒りを爆発させ、何がなんでも全力で倒しにいく気迫だ。未来を倒し、実力は証明できた。次は、自分自身の格闘技人生を否定してきたアイツをぶっ飛ばす。MMAの経験は少ないが、YA-MANはそんなこと全く気にしていないようだ。
譲れない両者の完全決着・喧嘩マッチ。平本が勝利を手にし、朝倉未来との試合の切符を掴み取るか、はたまた、新生YA-MANが勝利し、平本の格闘技人生を完全に終わらせるのか、非常に注目度の高い1戦である。
試合結果
1ラウンド
開始早々、いきなり激しい打ち合いだ。1度間合いをみる両者だが、いきなり平本の打撃がYA-MANを捕らえた。
残り時間 4分36秒
打撃を与えた平本は、すぐさまタックルに入り、テイクダウンをとった。YA-MANは立ち上がるも、瞬時に平本はバックをとる。YA-MANは正面に向くが、平本がYA-MANの左腕を離さず、近い攻防が続く。
残り時間 2分36秒
強引に攻めるYA-MAN。コンビネーションから左右のフックをヒットさせた。その後、すぐさま平本がフックをやり返す。激しい打ち合いであるが、平本は冷静さを保てているように見えた。
残り時間 1分42秒
ノーガードで攻撃を振り回すYA-MANに対して、平本が攻撃を交わしながら何発もカウンターをヒットさせる。ロープ際に追い詰められる平本だが、対応は非常に冷静であり、YA-MANへパンチをいくつも当てている。
残り時間 1分10秒
YA-MANのローキックにタイミングを合わせ、平本のカウンターの左ストレートが命中。
その後も、激しい打ち合いが続くが、明らかにYA-MANよりも平本の攻撃が良く当たっている。平本のカウンターを狙う戦略がよくハマっているようだ。
2ラウンド
残り時間 4分43秒
平本は打撃を入れながらYA-MANの身体に腕をまわし、バックをとる。総合格闘技らしい動きであり、平本の成長が伺える。
残り時間 3分57秒
平本の左右のフックがYA-MANに命中。その後もスピードのあるストレート攻撃を当て、YA-MANのカウンターは、ダッキングで交わして対応した。
残り時間 3分11秒
平本のタックルによるテイクダウン成功。YA-MANの首元を押さえ込みながら、足を抜き、サイドポジションに。なんとか立ち上がるYA-MANだが、再びバックをキープする。明らかに平本有利な展開である。
残り時間 1分36秒
YA-MANの右フックが平本の顔面をとらえる。しかし、平本も応戦し、カウンターの右フックを当てる。
YA-MANは、積極的に攻撃を打っているが、ディフェンスが甘いため、カウンターを被弾しすぎている。採点には大きくマイナスに影響しただろう。
残り時間 33秒
再び平本がテイクダウンをとる。押さえ込みからひじ、パウンドを入れ無理せずに2ラウンド終了。
3ラウンド
残り時間 4分30秒
YA-MANの強力な右ストレートが平本をとらえる。しかし、平本は冷静にYA-MANを抱きかかえ、再びテイクダウンを奪う。立ち上がるも、すぐにバックをとり平本有利な展開が続く。平本の強力な膝蹴りがあたり、YA-MANが流血する。
残り時間 2分23秒
両者足を止め打ち合いをするが、その中でも平本の攻撃が良く当たった。YA-MANはスタミナ切れか、口が空いており、パンチにもキレがない。
残り時間 22秒
最後の力を振り絞り、パンチを振り回す両者。YA-MANの右ストレートが当たるも、もう威力がなくなっている。
激しい打ち合いのまま、試合が終了する。
結果
判定結果は、3-0で平本の勝利となった。テイクダウンを何度もとりグラウンドでの攻防もよく、なおかつ、カウンターを多く当てていたため、この判定は妥当な結果だろう。
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