今回は、大注目の2023年4月8日に試合を予定している那須川天心選手のデビュー戦の対戦相手の与那覇勇気選手について解説していきます!
与那覇選手のプロフィール
沖縄県出身
生年月日 1990年12月31日プロ戦績 17戦12勝(8KO)4敗1分
kakutoufanblog.com引用
バンダム級日本ランキング4位
東洋太平洋ランキング14位
日本ランカー選手であり、デビュー戦の相手にしては、かなり強い選手だと思われます。
戦型は、近距離でボディやアッパーを狙うインファイトスタイルのボクシングをします。
手数が多いというよりかは、じわじわと距離を詰めて強いパンチを1発1発狙うファイトスタイルをしています。
また、ノーモーションでストレートを繰り出したり、変則的なステップから突然アッパーを打ったりと、独特なプレーをすることもあります。
与那覇勇気選手VS坂田健太選手の試合分析
ここで、YouTubeにアップされていた与那覇勇気選手VS坂田健太選手の試合から
与那覇選手の強さを分析していきたいと思います。
この試合は、スーパーフライ級8回戦の試合になります。まず、1R目から解説します。
1R目開始後、序盤はかなり遠い距離から坂田選手が細かいパンチを出しています。
与那覇選手もパンチを出しますが、距離が離れておりパンチが届いていません。
1R 残り2:00から
与那覇選手がジャブを出しながら距離を詰めていきます。
近い距離になった時、与那覇選手の手数が多くなることが分かります。
特に相手も距離を詰めてきた際には、大きいモーションのアッパーを出し攻撃しています。
おそらくこのアッパーが与那覇選手の得意な技だと思われます。
1R 残り1:00から
与那覇選手がじわじわと距離を詰めてパンチを出しています。
坂田選手は、少し距離を取りたいのかロープを背にして左右に軽いステップで離れようとしていますが、与那覇選手はじわじわと歩きながら距離を詰めて、与那覇選手の戦いやすい距離にしています。
その際、ステップを早くして遠い距離からストレートを狙ったり、変則的な角度からのボディアッパーを狙ったりと、独特の攻め方で攻撃をしています。
1R目は、坂田選手のパンチを少しもらうシーンもありましたが、与那覇選手の得意な近い距離の攻防でジャブやストレートを当てており、与那覇選手優勢で終えたかと思います。
続いて2R目以降も、与那覇選手が優勢で試合が進んでいきます。
2R 残り0:21 変則的なモーションからストレートを当て見事ダウンを奪いました。
正直、変則的過ぎて、狙ったというよりかは偶然当たったようにも見えました。(笑)
3R目以降も、1R目と同様に距離を詰めて接近戦を制し、見事6RTKOで与那覇選手が勝利しました。
与那覇選手の分析
この試合では、与那覇選手の独特なモーションや攻め方が良く表れた試合だと思いました。
良い点を挙げると
・ノーモーションからのストレート
・近い距離のパワージャブとボディアッパー
・相手のパンチを交わすダッキング、スウェーの速い反応
以上のような点が非常に良い点だと思いました。
逆に気になる点を挙げると
・ガードが下がり気味になる
・バックステップの下がり幅が小さく相手のパンチをもらうことがある
このようなことが少し引っかかる点だと思いました。
ただし、この試合は2021年3月の試合ですので、ここから2年程度経過していますし、那須川選手との試合はスーパーバンダム級なので、この時よりも体格がかなり変化していると思われます。
この時よりもかなり戦型が変わっている可能性もありますので、本番はどのようなボクシングをするのかとても楽しみです。
あくまでもこれらは、私の視点からの考察ですので、感じ方は人それぞれだと思います。
総合的に見て良いボクサーだと私は思いましたので、那須川天心選手との試合は非常に楽しみです。
皆さんもぜひ那須川天心選手と与那覇勇気選手の試合を観戦してみてください。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。